夢の中の新刊書店
2003年7月8日そういえば行きつけの夢本屋のなかに、一軒だけモダンなしつらえの新刊書店がありました。他の本屋はみな薄暗い路地の奥で、裸電球がぶらんとぶら下がっているような店なのですが、そこは明るくて活気があります。よくSFとかアバンギャルドな本を立ち読みします。このあいだ、夢のなかで道に迷って、ひどく猥雑な印象の見知らぬ街の駅ビルに迷いこみ、帰れなくなってしまったのですが、ふと見ると、駅ビルの一角に、その店の支店が出店していました。その店に入ると、馴染みの店主がいました。そしてひとしきり無駄話をして、おもむろに道を聞いて、ようやく帰ることができたのです。あの店主はきっとぼくのために登場してくれたのでしょう。登場するためにわざわざ支店まで出店してくれたのです。なんて義理堅い人物でしょうか。
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