バードケージ

2003年6月28日
▼こないだの話。例によってNHK-BSで映画をみた。ロビン・ウイリアムズがゲイのクラブ・オーナー役で、ジーン・ハックマンがお固い保守派議員を演じた「バードケージ」。

▼こんな映画。

▼<ショークラブ「バードケージ」のオーナー、アーマンドと店のトップスター、アルバートは相思相愛の関係だったが、アーマンドの実の息子が結婚することになり、相手上院議院夫婦が会いに来ることに。息子の幸福な結婚のために、ゲイの関係を隠そうとする二人の
奮闘を描くハートフル・コメディ。R・ウィリアムスとブロードウェイの人気スターN・レイン、G・ハックマンらの芸達者たちが爆笑のコメディ演技を披露する。〔製作・監督〕マイク・ニコルズ>


▼これになんとジーン・ハックマンの娘役であのアリー・マクギール役で有名なキャリスタ・フロックハートが出ていたんだけど、なんと18才の役だぜ。当時からカマトトっぽい身の振り方だったんだね、と納得。

▼しかし、この映画、封切時に見ているはずなのだが、まったく気づかなかったなあ。

▼しかし、そりゃあそうだ。これだけ芸達者なおじさん達が水を得た魚状態でここまで弾けて演じてりゃ、若手女優のぼんやりした印象なんて吹き飛んでしまうわな。

▼ひとつ気になるのはやはりエンディングで、万事めでたしで終わるのはいいとして、どうせなら、最後にすべてがマスコミにばれて大騒ぎ、クラブの店内で派手な立ち回りの<パイ投げ>的クライマックス、というシーンが欲しかったような気もするのだ。

▼そして、たとえばジーン・ハックマンは議員を退職、しかもゲイに目覚めて、クラブでショーに出演とかね。ハッピーでしょ。

▼てな具合に、その後のエピソードを「アメリカン・グラフィティー」のラストみたいにコメント形式で観客に報告してくれると愉しかったのに。

▼それというのも、おじさん達の演技があまりに見事で、登場人物のその後の人生が知りたくなるような映画だったんだ。


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