▼朝から快晴。でも、今日は終日、Macのキーボードを打って過ごすつもり。なぜかと云うと、マリアの次はキリストだろうってんで、またしても罰当たりな文章を捏造する気になったからだ。

▼しかし、20行ほど書いて挫折。やっぱ資料が必要だってんで、遠くのE原図書館にまで足を延ばす。近くの図書館にはビデオが無いのだ。どうしても、マーティン・スコセッシのキリスト映画をもう一回見なきゃいかん。だから遠出もやむなし。途中にツタヤもあるし、まあ、なんとかなるだろう。

▼図書館に着くと、ついCDコーナーに目がいってしまう。物色。お、ルー・リードの『ライブ・イン・イタリア』があるじゃん。あいかわらずステージの上で、おもむろに左腕にチューブを巻いて、でっかい注射を二の腕に差すパフォーマンスを見せたあと、いきなり<ヘロイン>を歌い出したりしてんだろうよ。借りることにした。

▼ほかにはブライアン・イーノの『ナーブ・ネット』があった。アンビエント・ミュージックには全く興味ないけど、これって確か、イーノが唄ってるんだよね。聴くだけ聴いてみよう。借りる。すると、いきなりロバート・フリップかデヴィッド・シルヴィアンか、と思わせる曲が入ってるけど、これでイーノ? いや、あっちがイーノに似ているのかもしれんが。愉しいからいいんですけどね。でも、まったく区別がつかんな。デヴィッドのほうが美声ってことを除けばだけど。

▼さらにヒリヤード・アンサンブルの『ヴィータ・ノーヴァ』が置いてあった。ECMレーベルで最初に出した『オフィチウム』が大ヒットしたこともあって、<ギャビン・ブライヤーズ様のギャビン・ブライヤーズ様によるギャビン・ブライヤーズ様のための古楽アンサンブル・ユニット>というイメージが強いんだけど、『オフィチウム』って、結局、CDのジャケット写真が良いからヒットしたんじゃないのかなあ、などと邪推している私だ。『オフィチウム』には大好きなサックス・プレイヤー、ヤン・ガルバレクがフューチャーされてたから興味を持っただけだったのだが、あのアルバムの美しい浮遊感には心底魅了された。あのCDをかけると、ベッドサイドのテディ・ベアーが空中に浮かんで、ふわふわと部屋の中を泳いだりしたっけ。もう一度あんな風に気持ち良くなりたくて、借りることにした。今回はクラシック畑<らしい>構成で、カウンター・テナーがフューチャーされている。ガルバレクのSAXが無いせいか、あの独特の浮遊感は影を潜めたが、<気持ちよさ度数>はアップしている。これ、癖になるなあ。でもさ、何度読んでもさっぱり意味が判らないライナーノーツを、読むのはあきらめて何となく眺めていると、ビル・フリゼールの名前が目に止まった。あの孤高のギタリスト、ビル・フリゼール以外にビル・フリゼールはいない。うちにも2枚アルバムがあるけど、そんでもって、あんまり聴いてないけど、しかし気になったので、そこだけじっくり読んでみたのだが、やっぱり何にも判らないんだよ。ビルと会った、とかなんとか書いてあるんだけど、だから何なんだよミスター・ギャビン!

▼それからミック・カーンの『ベスチャル・クラスター』を発見。いわずと知れたミック・カーンは、デヴィッド・シルヴィアンと共に耽美派ロック・グループ<ジャパン>に在席していたアーチストだ。デヴィッドにしろイーノにしろ、このへんの連中はヴォーカルがないと誰が誰だか判んなくなって愉しいゾ。それからオーティス・レディングの『テル・ザ・トゥルース』も借りる。オーティスのCDって、みんな音が悪くて、総てが台なしなんだけど、何とかなんないのかなあ。一応だめもとで借りてみる。ついでに、アル・グリーンの『トーキョー・…ライブ』も借りて帰宅。

▼で、スコセッシのビデオ借りるの、忘れたんだよ。あーあ。

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